里湖(さとうみ)モク採り物語―50年前の水面下の世界本ダウンロード

里湖(さとうみ)モク採り物語―50年前の水面下の世界

, 平塚 純一

によって 平塚 純一
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内容紹介 日本人の生活圏の中には周囲の二次林を管理し、生活の一部としていた「里山」という文化がある。しかし、この文化も生活の向上とともに姿を消しつつある。湖の周辺に住み、湖と生活をともにしてきた人々も、同じように湖を「里湖(さとうみ)」として管理しながら、生活の一部に取り入れていた。現在は多くの湖沼で生活排水や化学肥料が流入し、すっかりその姿を変えてはいるが、50年前には水面下に植物が生い茂り、そこを生活の場とする動物が豊富に生育していた。特に「モク採り」と呼ばれる沈水植物の収穫は肥料としての利用以上に、湖の生態系を管理する役割も果たしていた。 近年、自然再生への市民の関心は高い。身近なところにある木々にはじまり、里山、海浜、そして湖沼。しかし実際にどのような、いつごろの自然を再生すればよいのだろうか。 本書は、そんな疑問から端を発し、全国の湖で「モク採り」に関わってきた人々から実際に聞き取り調査をおこない、また地元の関係資料を豊富に参照しながら、50年前の人々の暮らしぶりや水面下の世界を描いたものである。
里湖(さとうみ)モク採り物語―50年前の水面下の世界を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
本書は、日本の湖や沼の自然環境、特に水中の植物(沈水植物)と、その周辺での人々の営みについて、丹念な調査をもとにまとめられたものである。筆者らは、単なる生態環境だけでなく、「モク採り」と呼ばれる沈水植物の採取について産業と文化の歴史として丹念に調べている。湖や沼に沈水植物が沢山茂っていた時代の、湖沼の自然環境と人間とのかかわり合いを、「里山(さとやま)」に模して、「里湖(さとうみ)」ととらえ、そこから、50年前にはちゃんと維持されていた、沈水植物を媒介とした湖沼の環境保全システムを再考しようという意欲作。筆者は、在野の湖研究家、産業総合研究所の水環境の専門研究者、衛生公害研究所の研究者の混成チーム。[目次]1.湖沼における自然再生と50年前の水面下の世界2.中海−50年前の水面下の世界と人々の暮らし−3.宍道湖−50年前の水面下の世界と人々の暮らし−4.山陰地方の小規模な潟湖−50年前の水面下の世界と人々の暮らし−5.全国の湖沼−50年前の水面下の世界と人々の暮らし−6.沈水植物が繁茂していた頃の湖沼生態系と物質循環7.自然再生事業と「里湖」文化の今日的意義−結語にかえて付表:モク採り関連年表(肥料藻採集実態の湖沼間比較/社会の変化と湖沼環境の変化)水辺の自然環境に興味のあるかた、現在の河川や湖沼の水辺の環境管理や保全方針に疑問のある方に、広くオススメする一冊。

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