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ソードアート・オンライン11アリシゼーション・ターニング (電撃文庫)
本, 川原 礫
によって 川原 礫
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ファイルサイズ : 19.21 MB
キリトが謎のファンタジー世界に入り込み、ユージオと出会って二年が過ぎた。≪北セントリア帝立修剣学院≫の≪上級修剣士≫となった二人は、人界最強の秩序執行者≪整合騎士≫目指し、修行の日々を過ごしていた。 ≪上級修剣士≫のキリトとユージオには、身の回りの世話役があてがわれる。キリトにはロニエ、ユージオにはティーゼ。四人は互いに絆を結び、充実した修士生活を過ごしていた── その時。 突然、≪悪意≫はやってきた。 ロニエとティーゼが、≪上級修剣士≫の下劣な貴族達の罠に嵌められる。それを知ったユージオは彼らに対して剣を抜こうとするも、教会への信仰心で身体が動かない。その時、ユージオの右目に凄まじい激痛が貫き、奇妙なしるしが浮かび上がる。 それは、ユージオには読めない神聖文字の羅列だった。 ── 【SYSTEM ALERT】。
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北セントリア修剣学院入学から一年。上位第五位と第六位の成績を修めたユージオとキリトは上級修剣士と呼ばれる特待生となり、二人にはそれぞれティーゼとロニエという身の回りの世話をする傍付き錬士の少女がついていた。筆記試験の前日。一夜漬けを試みるキリトを部屋に残し上級修剣士専用修練場で独り木剣を振っていたが、貴族出身で選民意識が高く、傲岸不遜な振る舞いを隠さない首席ライオス・アンティノスと次席ウンベール・ジーゼックの挑発に敢えて乗ったユージオは野良試合でウンベールを追い詰める。安息日に親睦を兼ねて学院敷地内の森で野遊びをすることになった四人だったが、ティーゼとロニエは同室でウンベールの傍付きであるフレニーカが神聖語でいうところのパワーハラスメントとセクシャルハラスメントを受けていることを相談される。ユージオとキリトは真相を確かめるべくライオスとウンベールの部屋を訪ねるが――という前半のストーリーがユージオの視点で、明日奈の視点で描かれたオーシャン・タートルにおける幕間を挟み、禁忌目録の盲点を突き、ティーゼとロニエを辱めようとしたライオスとウンベールを斬った罪でセントラル・カセドラルへ収監されたキリトとユージオ。脱獄を試みるも名前から三十一番目の整合騎士であるエルドリエに見つかり、自分たちを拘束していた鎖で対抗するしかなかったが、とあるきっかけから整合騎士が何者かに自分の記憶を改竄されていることを知るとともに、カーディナルという老婆然とした少女の手引きで隠し通路を通って大図書館へとたどり着く――というキリトの視点で描かれる後半で構成されている。P94の『公理教会はこう教える。《善》とはステイシア神が創りたもうた人界に属するものであり、《悪》とはベクタ神が支配する闇の国に属するものであると。ならば、どんな人間であろうとも、大本のところでは善なる心を備えているはずだ。そう。ライオスやウンベールでさえも』というくだりは西田幾多郎『善の研究』(岩波文庫)における善の定義である『自己の発展完成(self-realization)』と相通ずるものを感じるとともに、人々に一生の仕事を割り当てる『天職』というシステムであったり、『禁忌目録』とその矛盾について、ひいてはここまで読んだ限りにおいて、プロットの構築と考え方に同書を参考にしたことが推察できる。また、大図書館に住み、アンダーワールドの全史と現実世界を知るカーディナルによってアンダーワールドがなぜ封建的な社会であるか、そして『禁忌目録』を作り、異常なまでの遵法精神を持ち合わせているのかという理由が説明がなされるシーンは『神は死んだ』というニーチェの言葉を彷彿とさせるとともに、社会的弱者に死後の救済を説き、『祈り』という非生産的な行為を強いて従わせることで現世での逆転劇やリベンジ、ルサンチマンの芽を摘み、ヒエラルキー上位の既得権益を守り格差を固定させることが隠れた目的である現実世界の宗教に対する批判とも解釈できる。
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